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あなたは全部答えられる??挑戦しよう1月から12月の異名と由来

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もうすぐ年末。
さすがに12月になると、なにかと慌ただしくなるものですよね。

以前読んだ本に、「師が走るほど年末は忙しいという意味で、12月は師走(しわす)になった」と書いてあったのを私が家族に教えたところ、なぜか我が家では気に入ってしまい、全員が12月だけ「師走」という月の異名を使って楽しんでおります。

用事を頼まれたら、「師走だからムリ」。
こんな使い方もできます。。。

冗談はさておき、さっそく1月から12月の異名と由来について、ご説明しましょう。

 

月の異名の意味と由来

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月の異名は、異称、別称とも言われています。
睦月、如月、弥生など、月の異名が使われていた歴史は古く、日本書紀万葉集などにも登場しています。

月の異名は、言葉の響きがなんとも美しいですよね。
私はゾクゾクしちゃいます。

異名は、季節や行事に因んだ言葉を使っており、昔の生活様式や、昔の人が思い考えていたことを理解することができます。

日本書紀といえば、1200年以上も前の奈良時代ですが、おしゃれな言葉をたくさん知っている人の手紙を読んでいるような気持ちになるのは私だけでしょうか。。。

では、さっそく説明致しますね。

 

1月 睦月(むつき)

1月といえばお正月。
家族や親戚が大勢集まり、仲睦まじくする月、睦み月、が睦月になったという説や、稲の実を水に浸す月で実月(むつき)になったという説もあります。

 

2月 如月(きさらぎ)

もともとは「衣更着(きさらぎ)」という漢字を使っていました。
「寒さがとても厳しく重ね着をする季節」、衣を更に着る季節、という意味で「きさらぎ」と呼ぶようになった説が有力です。

また、春に向かって草木が生え始めるので「生更木」、お正月を迎えたあと、更に春がやって来るという意味で「来更来」といった説もあります。

 

3月 弥生(やよい)

弥生(いやおい)が変化して「やよい」になったといわれています。

弥生は、「いよいよ」「ますます」を意味していて、生は「草木がが芽吹く意味を表しています。

そのことから、草木がますます芽吹く月で「弥生」になったといわれています。

 

4月 卯月(うずき)

卯の花が咲く季節なので、「卯の花月」から「卯月」と略されています。

その他、「卯月」の「う」は「初」「産」も意味し、1年の始まりを意味するという説もあります。

また、稲を植える月から「植月」が転じたとする説もあります。

 

5月 皐月(さつき)

稲作を意味する古語の「さ」から、稲作をする月「さつき」になったと考えられています。

また、早苗を植える月「早苗月(さなえづき)」を略して「さつき」になったとする説もあります。

早苗の「さ」も、稲作の「さ」が語源とされています。

漢字の「皐」には、「紙に捧げる稲」という意味があるので「皐月」という漢字が当てられたのではないかと考えられています。

 

6月 水無月(みなづき)

水の無い月と書きますが、「無」は連帯助詞として使われているので「の」になり、「水の月」という意味になります。

また、6月は田んぼに水を引く月ということから、「神無月」と呼ばれるようになったという説が有力です。

 

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7月 文月(ふみづき)

7月は七夕の季節です。
短冊に歌や文字を書いて、書道の上達を願った七夕に因み「文披月(ふみひらづき)」が転じたという説や、旧暦の7月は稲穂が膨らむ月なので「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」から呼ばれるようになったという説もあります。

 

8月 葉月(はづき)

新暦では秋に当たる季節なので、葉が落ちる月から「葉月」になった説があります。

稲の穂が張る月「稲張り月」が転じたという説もあります。

また、北方から初めて雁が来る月ということで、「初来月」「初月」が転じて「葉月」になったとする説もあります。

 

9月 長月(ながづき)

新暦の10月上旬から11月上旬を指します。
夜がだんだん長くなる「夜長月」が「長月」になったとする説が有力です。

他にも、雨が多く降る月なので「長雨月(ながめつき)」が転じたとする説もあります。

また、「稲刈月(いなかりづき)」「稲熟月(いなあがりづき)」、「穂長月(ほながづき)」の略とする説や、「長」は稲が毎年実ることを祝う意味の「長月」からという説もあります。

 

10月 神無月(かんなづき)

「神を祭る月」から「神の月」とする説があります。
「無」は「の」という意味があり「神の月」であるという説があります。

また、中世の俗説には、10月は全国の神様が出雲大社に集まるので、諸国には神様がいなくなることから、神無月になったとされる説もあります。

興味深いことに、出雲大社がある島根県では、10月を「神有月神在月(かみありづき)」と呼びます。

他にも、雷の鳴らない月「雷無月(かみなしづき)」が転じた説や、新殻で酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が転じたという説もあります。

 

11月 霜月(しもづき)

霜降り月・霜降月(しもふりつき)」の略という説が有力です。

他にも、10までをひと区切りの「上月」に対して、11月は「下月(しもづき)」が「霜月」になったとする説。

「神無月」を「上な月」と考えて、「下な月」とする「霜月」という説もあります。

また、「食物月(をしものつき)」の略とする説もあります。

 

12月 師走(しわす)

師走というと、お坊さんが読経などの仏事のために忙しく家々を回ることから「師が走る」「師走」になったというのがもっとも有力な説です。

また、「年が果てる」「年果つ(としはつ)」が変化したという説もあります。

その他、「1年の最後になし終える」という意味の「為果つ(しはつ)」からなったという説もあります。

 

以上が、1月から12月の異名と由来についてです。

あなたの生まれ月には、どんな意味や由来がありましたか?
月の異名って、とっても興味深いですよね。
やはり私はゾクゾクしちゃいます!

自分の生まれた月の異名や、由来を知っておくのも良いかもしれません。

また、家族の中で誰が一番多く月の異名を答えられるかを質問してみるのも面白いかもしれませんね。

 

 
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