この冬は疲れ知らず!!疲労感と筋肉量の密接な関係について
「体力があると疲れにくい」「体力がないから、疲れやすい」
とは、よく言います。
私も何年か前までは、子育てと仕事、資格を取るための通学で、毎日の睡眠時間が3時間というキツイ生活をしていた時期がありました。
当然、体調は崩れてしまい、今でも消化器系が弱かったりします・・・
そんな経験から、体の機能を高めることについて興味を持ち、現在も食や健康には気をつけている今日この頃
今回は、体力をつけることの体への影響と、私生活や仕事において、最大限のパフォーマンスを発揮するための、疲労感と筋肉量の密接な関係についてお話します。
疲労を感じるメカニズム
そもそも、疲れとはどのような状態を指し、体のどこで感知するのでしょうか。
起きている時は、体を動かしたり、視界からの刺激などにより、心拍数、呼吸数、発汗、血圧に変動が生じます。
運動でもデスクワークでも、この状況は同じように起こります。
そして、私達の体の中で、この心拍や呼吸、発汗、血圧を調節しているのは、脳の中にある自律神経なのです。
自律神経は、常にこれらを安定した状態に保ってくれようと働いています。
しかしその際に「活性酸素」というものが発生してしまいます。
「活性酸素」は神経細胞をサビさせ、自律神経の機能を下げてしまいます。
自律神経の働きが鈍れば、機能を調整できない状態に陥るので、場合によっては、寝ても疲れがとれない状態になってしまいます。
つまり、疲れの原因は自律神経の疲労によるもの、ということになります。
多少の疲れは、質の良い睡眠をとることで回復できます。
ところが、体に過度の負荷がかかったり、寝不足が続いたりすると、体は活性酸素を処理しきれなくなってしまい、慢性疲労の状態に陥ってしまうのです。
睡眠時間は十分にとるようにして、活性酸素を増やさないよう心がけたいものですね。
筋肉をつけると疲れにくくなる理由
体の機能を高め筋肉量を増やすことは、代謝をUPさせるということになります。
筋肉量を増やし代謝をあげることは、疲れにくい体をつくり、疲労の悪化を防ぐことにも繋がります。
つまり「筋肉をつけて代謝をあげることは、疲労から体を保護すること」なのです。
では、なぜそのようなことが起こるのでしょう。
理由をいくつか紹介します。
筋肉をつけ、代謝をあげることで疲れにくくなる理由
◎筋肉をつけることで持久力がUPする
◎無理なく動作の可動範囲が広げられる
◎代謝をあげることで回復力もつく
◎体を動かすことによって質の良い睡眠が得られる
などの理由が挙げられます。
また、筋肉をつけることで怪我がしにくくなったり、体温が上がるので免疫力もUPし、風邪などに対する抵抗力も増えたり、太りにくい丈夫な体質にもなります。
体にとっては良いことばかりですね。
筋肉をつけて、疲れにくい体質に肉体改造しちゃいましょう!
体力以外にも、着たいお洋服をカッコよく着こなせるようになるかもしれませんよ。
冬の寒さと疲労について
「冬の寒い季節は、夏ほどアクティブに動かないし汗もかかないから疲れにくのでは?」
と思う人は多いのではないでしょうか。
人の体には、体温と一定に保とうとする「恒常性(ホメオスタシス)」という
機能が備わっています。
暑い夏は、確かにバテてしまう時もありますが、気温が高いため、人の体はさほどエネルギーを燃焼しなくても体温を維持することができます。
でも、寒い冬はそうもいきません。
寒い環境では、体は体温を維持するために、たくさんのエネルギーを使うため、体力の消耗も激しくなります。
たくさんのエネルギーを使うということは、代謝も高いということになります。
寒いというだけで、たくさんのカロリーを消費するので、冬は夏より疲れやすいのです。
冬こそ筋肉をつけよう!
確かに冬は、エネルギー消費が高く体力も消耗しますが、夏ほどアクティブに行動しない人にとっては、運動不足が心配されます。
寒い冬を暖かい部屋の中で過ごし、運動不足になってしまうと、当然カロリーの消費も少なく、基礎代謝も低くなります。
基礎代謝が低いと体温も低くなるため、冷え性になったり、むくみやすくなったりします。
そして、筋肉量が減るため、疲れやすくもなってしまいます。
疲れにくい体をつくるためには、筋肉をつけて、代謝を上げることが重要なポイントと言えますね。
以上が私の、疲労感と筋肉量の密接な関係についてです。
冬はこれからが本番! 今からでも遅くはありません!
自分のパフォーマンスを最大限に発揮するためにも、ちょっとしたスキマ時間を利用して体を鍛えましょう!!
少しの意識があたなの体を強くするかもしれませんよ。